僕等がいた14巻のネタバレと感想!千見寺と竹内の援護射撃

竹内は七美にプロポーズしましたが、断られました。そして、七美は矢野と会うことを決意し、ついに再会を果たしました。しかし、お互い思い合うも、そのまま別れることを決めます。

このまま七美は矢野のことを吹っ切れてしまうのでしょうか。矢野は七美に本心を隠したまま生きていくのでしょうか。「僕等がいた14巻」のネタバレとあらすじについて、感想を交えながらお伝えしていきます。

前回のお話をまだ読んでいない場合は、こちらをご覧ください。

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僕等がいた14巻のネタバレとあらすじ

千見寺の間違い電話

矢野がダメだったなら戻ってくればいいと言う竹内に七美は、自分は竹内にふさわしくないと言って再度別れを告げます。

竹内に辛い思いをさせたと落ち込む七美を千見寺が飲みに誘います。またいい男が現れるよなどと七美を励ます千見寺。2人で飲みまくり酔いつぶれます。

千見寺はかろうじて残っていた意識のなか、七美を迎えに来てくれるよう竹内に連絡します。が、実は電話の相手を間違えていて、矢野にかけていたのでした。

迎えに来た矢野の目の前には酔いつぶれた2人の姿。そんななか、七美は夢をみています。自分が命を失う夢です。

・・・矢野をおいてったりしない・・・「矢野より先にこの世を去りたくない」と夢虚ろな様子で言う七美を矢野は抱き寄せて、「ばかだな・・・おまえが死ぬわけないだろ」とつぶやくのでした。

この展開、まさに漫画の世界だからこそ起こりうるものですね。千見寺の見事なファインプレー(本人はわざとではない)で矢野は七美の心の中を覗いてしまいました。

そして「矢野は矢野を許してあげて」という七美の寝言に涙を流します。多くの不幸を自分のせいだと思って背負って生きてきた矢野にとって、七美の言葉は深く突き刺さったことでしょう。

自分を許すなんて考えは想像もしていなかったと思います。七美の優しい寝言が、この時の矢野の心を少しでも楽にしてくれていたらいいのにと思いました。

中見出し2:矢野の悲しい告白

酔いつぶれた2人の代わりに飲み代を立て替えていた矢野は、千見寺にお金を返せと連絡します。七美は千見寺の代わりにお金を返すため、矢野に会いに行きます。

イルミネーションの中を歩く2人。七美は矢野に「隠さなくていいのに」と言って、矢野と有里の同棲の話を切り出します。

そして、「矢野の選んだ人なら間違いない、矢野が幸せならあたしは大丈夫」と言って立ち去ろうとします。引き止めた矢野をひっぱたき、七美は泣き出してしまいます。

そんな七美に矢野は悲しい残酷な告白をします。「オレ、パニック障害だったんだ」。矢野が発症していた頃に有里の母親が倒れて入院し、色々と頼られていたこと。

そして、有里に頼られたことによって自分自身、助けられていたこと。そんな話をしながら七美にマフラーをかけてあげた矢野の手は震えていたのです。

ここで矢野の病気のことや有里との関係など、重要な告白がありました。矢野は、苦しく辛かった時に有里に頼られ、その有里を支えることによって自分自身を支えていたのかもしれません。

共依存に近い感じでしょうか。そういう観点から見ると、お互いがお互いを必要としていて、離れることができない状態も納得がいきます。

それでもやっぱり、そのままでは幸せにはなれないんじゃないかなと思います。2人とも前を向いたポジティブな関係ではないからです。全員が幸福な世界なんてありえません。

それでも、少しでもみんなが幸せに近づくためには、一体、どんな選択をしていけば良いのでしょうか。などと考えさせられました。

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と竹内、きっぱり別れる そして婚約指輪は海へ・・・

七美と竹内はきっぱりと別れます。そして、竹内は矢野と釣りに行き、七美に渡すはずだった婚約指輪を海に投げます。スッキリするわと言って笑い出す竹内に矢野は怒ります。

しかし竹内は、矢野が七美にやったことと同じことだと言うと、さらに「高橋が溺れているのが、おまえには見えないのか」と言うのでした。

七美は明るくて頑張り屋さんです。以前、矢野は七美のことを「強い」「ひとりで泳げる」と言っていました。確かにそうかもしれません。

でも七美本人はずっといっぱいいっぱいで、頑張って頑張って、ひとりで泳げるように見えていただけなのかもしれません。

それはまさに、「溺れている」状態なのではないでしょうか。もちろん矢野にも背負っているものがあって、簡単には七美と向き合うことができないのかもしれません。

それでも、素直な気持ちで七美に目を向け、矢野と七美、2人にとってベストな選択をしてほしいなと思いました。

僕等がいた14巻の続きはこちら。

僕等がいた14巻の感想

前巻で久しぶりの再会を果たした七美と矢野。

14巻では、七美の心の内(酔った寝言)を矢野が偶然聞くという場面があり、さらに再度、2人で話をする場面がありました。再会後から確実に2人の心の中が揺れています。

大人になって色々な経験をし、高校生の頃のように自分の素直な気持ちのまま恋愛をすることができなくなっているけれど、もう少しお互いの気持ち、そして自分の素直な気持ちと向き合って、良い方向に進んでいってほしいなと思いました。

多くの少女漫画が中学や高校が舞台なのに対し、この「僕等がいた」は、社会人になった登場人物が大人になったが故に真っ直ぐ生きられないという複雑な感情を描いているので、幅広い年齢層の人たちにおすすめできる作品だなと改めて感じました。

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