僕等がいたネタバレ13巻!七美と矢野ついに再会!?

七美にプロポーズすることを決意した竹内。そんな矢先、七美の同僚の千見寺は仕事を通じて矢野と再会します。苗字は矢野ではなく「長倉」になっていました。

千見寺は七美に矢野に再会したことを伝えますが、七美は会わないと決めます。そんな矢野、実は有里と同棲していたのでした。

七美は矢野と再会できるのでしょうか。そして、竹内のプロポーズはどうなるのでしょうか。ここでは、「僕等がいた」のネタバレ13巻のあらすじについて、感想を交えながらお伝えしていきます。

僕等がいたネタバレ13巻のあらすじ

矢野の思う“有里”と“七美”

千見寺から矢野に会うよう説得される七美ですが、「これ以上、無様になりたくない」と言って断ります。

結局、1人で矢野の事務所に取材に行った千見寺は、矢野から有里と同棲していると告白されます。

なぜかと問う千見寺に対して矢野は、もし親しい男2人が乗ったボートがひっくり返ったらどちらを助けるかと質問します。

そして「オレはね、千見寺・・・泳げないほうを助けるよ・・・。高橋はひとりで泳げる。高橋は強い」と言うのでした。

矢野は有里のことが“ひとりで泳げなくて放っておけない人”だから一緒にいるのだと千見寺に言いたかったのでしょうか。

しかし、私が思うに、七美もそんなに強い女性なわけではないと思います。たしかに七美は真っ直ぐな心で色々なことに対して頑張れる強さを持っています。

ひとりでだって泳いでいけるかもしれません。しかしそれは、矢野と再会すること、矢野と生きる未来のため、矢野のことを思っていたからこそ努力して身に付けた強さなのだと思います。

つまり、七美は矢野がいたから強くなれたと言えます。そのように考えれば、七美にとっても矢野は必要な存在で、七美が強くいられるためには矢野が一緒にいるべきなんだと思いました。

そう思うと、読んでいくうちに気持ちのすれ違いがとてももどかしく感じました。

竹内のプロポーズ

千見寺と矢野が会っている頃、七美は竹内にプロポーズされます。矢野のことを千見寺から聞いていた竹内は、揺れ動く七美の気持ちを理解していました。

それでもただ一つ、矢野に勝てる“2人の間の積み重ねた「時間」”を思いながら七美に気持ちを伝えたのでした。

「この人と生きてゆく。これからずっと・・・」心の中で七美は思いを巡らせます。しかし、口から出た言葉は「ごめんなさい。受け取れません」でした。七美は竹内のプロポーズを断ったのです。

私は漫画を読む時、フィクションなんだと理解して読んでいるので、まさかの展開でも「漫画だからなぁ」とあっさり納得して読み進めていくのですが、このストーリーの展開には感情がこもってしまいました。

どう考えても好条件の竹内。普通の女子なら喜んで「よろしくお願いします」と返事するでしょう。

しかし、七美はそうならなかったのです。辛い時を支えてくれた竹内。竹内がいたからここまでやってこれた。

頭では理解していても返事は「ごめんなさい」でした。心の奥底、核の部分で矢野を思い、忘れることなんてできなかったのでしょう。

竹内のことはたしかに好きだったと思います。それでも矢野のことを忘れられず、七美にとってもすごく悲しく辛い返事だったと思います。

中見出し3:七美、矢野と再会する

七美はやっと矢野と会う決断をします。空港で再会するも、「うおっ高橋じゃん」という、あまりにも普通すぎる矢野の反応。

涙があふれて言葉が出てこない七美にはおかまいなしに、搭乗時刻が迫っていると言って去っていく矢野。七美は矢野を追いかけます。

5年も経てば気持ちは変わると言う矢野を目の前に、七美は会わないほうが良かったと涙します。

それでも、これが矢野なりに出した答えなのだと受け止めた七美は「最後のお別れの言葉をちょうだい」と言います。

「元気で、幸せに」。矢野はお別れの言葉を七美に伝えます。そして、「記憶も生きている。さみしくなったら目を閉じて。そしたらいつでも会える」と言うのでした。

この2人、やっと会えたというのになぜ正面から向き合えないのでしょう・・・。

特に矢野。大切に思う七美と長い間会えなかったのだから、もっと自分の気持ちに正直になれば良いのに。しかし、よく考えてみれば、七美を本当に思っているからこそ別れる道を選んだのかもしれません。

矢野にとって七美は輝いていて、自分が一番楽しく過ごすことができた青春の全てともいえる存在なのだと思います。

会いたくなかったわけありません。それでも別れなければならなかった理由・・・。

母の死をきっかけに全てを捨ててしまった(七美を捨ててしまった)という過去、有里を放っておけないということも理由かもしれません。

もしかしたら、大切な女性(元カノの奈々や母親)を守ることができなかった過去が矢野を縛り付けているのかもしれません。

この別れは、お互いがお互いを思うが故の、とても苦しい選択だったのではないかなと思います。

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僕等がいた13巻の感想

「僕等がいた13巻」は読んでいてとても苦しいストーリー展開でした。読者は七美の気持ち、矢野の気持ち、竹内、千見寺、有里の気持ちなど、それぞれの登場人物の心の内を覗き見ることができます。

すると、本心とは異なる選択をしていたり、本音を隠していたりするなど、「どうして本当の気持ちを言わないの!」ともどかしくなることがたくさんあります。

七美と矢野の気持ちのすれ違いは時間が経過している分とても深く、この先の物語の中で2人の思いが交差する時がこないのでは・・・と不安になり、ハラハラする13巻、とても気持ちを揺さぶられる作品です。

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